電力自由化に乗り出すENEOSの戦略とは?

石油大手ENEOSが電力事業に本格参入!

オスロのテラスハウス今回の自由化によって開かれる、一般家庭の電力の市場規模は7.5兆円ともいわれているため、名だたる企業が次々と電力事業に乗り出してきています。
ガソリンスタンドで名の通っている「ENEOS」ブランドを展開するJXエネルギーもそのひとつです。
一般家庭向けにも行われる電力自由化によって、長年にわたって段階的に進められてきていた政府の電力改革は大きな転機を迎えることになりました。
地域の電力会社の独占事業だった電力はこれにより完全に自由競争の市場へと放たれて、さまざまな企業が電力小売に乗り出し、競いあうようになります。
値上げのみ行われてきた電力会社のサービスに、新電力が本格的に参入することで、健全な競争が行われるようになるのです。

エネオスの「ENEOSでんき」のサービス

石油元売りとしては国内最大手の企業ですが、すでに企業や工場向けには電力供給10年以上にわたって続けて実績を重ねており年々その販売実績を増やしてきています。
また自社で天然ガス発電所も保有して、エコエネルギーでの電力の安定供給をアピールしてきています。
このたび一般家庭向けにも電力事業が解禁されるのを踏まえて、「ENEOSでんき」を新たに立ち上げ、豊富な割引オプションとこれまでの企業の信頼や実績をバックボーンに、ユーザーの獲得を目指しています。

ガソリン代の値下げと絡めてサービスを提案しています

その料金プランはこれまでの電気料金の体系を踏まえたものですが、おおむね現在よりも安くなるとされています。
さらにそのプランに加えて、2年以上の長期契約で一定の割引を行うという長期割引も設定されています。
ほかにも、ENEOSカードを電気料金の支払いに使用することで、そのカードで支払ったガソリン代や石油代が割り引かれる、というユニークな特典もあります。
ガソリン販売を手掛ける会社ならではのプランですが、自動車を保有している人にとっては魅力的なものです。

関東から全国へのサービス展開が期待されます

他にも、Tポイントが付加されるケースもあるなど、多くの人の目を惹きつける特典が用意されており、今回の電力自由化を迎えての企業側の意気込みを感じ取ることができます。
開始時期にあわせては、関東を中心とした地域から始められますが、いずれは全国的にサービスが供給されていくことが期待できます。
何より母体企業の実績は十二分なものですし、ノウハウや資金力も万全なため、切り替えにあたってはまず不安なく行えるだろう安定性が見込めます。
天然ガス発電というクリーンエネルギーへ比重を加えていく姿勢も、環境対策として有効で好意的にとらえられるでしょう。
切り替え先として本命のひとつとなる企業であることは間違いありません。